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12
MIDI
メッセージの解説
10
プログラム
/
バンク・チェンジ
GM
(
General MIDI
)が最初に規定された時には、プログラム・チェンジ・メッセージを使用して
128
音色(ボイス
NO. 0~127
)にアクセスが可能でし
た。
MIDI
機器が発達してそれ以上の音色を含むようになり、
MIDI
規格が更新されバンクメッセージが導入されて
128
音色以上のサウンドにアクセスできるよ
うになりました。
音楽機器間でコミュニケートするために使用される
MIDI
言語からは、合計
128
の実行可能なプログラム(
127
のプログラム
+
プログラム「
0
」
=128
)に対し
てプログラム・チェンジのコマンド
0
から
127
を出すことが可能です。
MIDI
コミュニケーション・プロトコル特有の制限により、直接アクセスできるプログ
ラムの数は
128
を超えて拡張すること簡単にはできません。それで、バンクの各
128
のサウンドを含むシステムが確率され
MIDI
の限界である
128
音色を超え
ることができるようになりました。
それぞれ
128
音色を含む
128
のバンクとは、アクセス可能な
サウンドの数を拡張するために使用する基本概念です。しか
しながら、バンクチェンジ・とプログラムチェンジを組み合
わせて使用するとアクセス可能なサウンドは
16,384
音色と
なり新たな限界に到達しますが、これを回避するために、も
う一つの層のバンクが追加されました。その結果、
128
のバン
クのシステムにはそれぞれのバンクにサブバンクが
128
含ま
れ、サブバンクにはそれぞれ
128
のサウンド(プログラム)
が含まれます。
バンク・チェンジは、特別な音源モジュールやソフトウエア
シンセ等に見られる膨大なライブラリからサウンドを呼び出
す場合に便利です。ローランドの
GS
規格やヤマハの
XG
規格
など、各メーカーによる
MIDI
拡張仕様の各規格では、バンク・
チェンジを使用して、それぞれの拡張音色やエフェクトを使
用します。
MIDI CC 0
はバンクセレクト
MSB
(
Most Significant
Byte
)メッセージです。
MSB
メッセージは
7
ビットのサイ
ズで任意の
128
バンクから選択するのに使用します。
MIDI
CC 32
はバンクセレクト
LSB
(
Least Significant Byte
)
メッセージで、
MSB
メッセージと合わせて使用すること
ができます。
LSB
メッセージは別個の
7
ビットのメッセー
ジで別の
128
サブバンクから追加で選択できます。バンク
MSB
とバンク
LSB
メッセージを組み合わせると
14
ビット
のバンク・チェンジ・メッセージとなり、これにより合計
16,384
個のバンクを使用することができます。各バンクに
は
128
のパッチが含まれ、それぞれプログラム・チェンジの
MIDI
メッセージで選択することができます。これによりユー
ザーは
MIDI
コマンドを使用するだけで理論的に
2
百万を超
えるプログラムを直接呼び出すことができます。しかしなが
ら、ほとんどの機器が使用するのは
2
、
3
のバンクだけで、バン
ク
LSB
メッセージまたはバンク
MSB
メッセージのいずれか
を使用してアクセスします。その場合、プログラム・チェン
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